左肘の手術から復帰を目指す巨人の石田隼都投手が24日、ジャイアンツ球場の練習に参加し、ブルペン入りした。

 石田隼が思いきり左腕を振り抜いた。

直球に加えて変化球も投じながら33球。6月に入ってから2度目となるブルペンで変化球を交えながらの本格的な投球を終え、「変化球も投げられている。ピッチングでは相当、力を入れられて、10割でもいけた。あとはリカバリー含めて、どのくらい投げていけるか、投げながらやっていければ」と汗をぬぐった。

 東海大相模から21年ドラフト4位で入団。2年目の23年にはファームの先発ローテの一角を担った。しかし、昨年3月に「左肘内側側副じん帯再建術」(通称トミー・ジョン手術)を受け、今季は育成スタートとなっている。術後は調整ペースが思うように上がらない時期もあったが、リハビリと地道なトレーニングを積んできた。

 次のステップは対打者への投球。今後は左肘の感覚や体の反応などを確認した上で、フリー打撃やライブBPでの登板を目指す。「7月にバッターに投げられたら」とさらなる前進を期した。

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