◆JERA セ・リーグ 巨人―阪神(20日・東京ドーム)

 巨人・田中瑛斗投手が終盤のピンチで火消しに成功した。

 1―2の8回1死二塁。

右打者の森下を迎える場面で左腕・石川に代わってマウンドへ。自慢のシュートを連投し、まずは2球で森下を三ゴロに打ち取った。続く左の佐藤輝は申告敬遠。2死一、二塁とし、再び右の大山と勝負した。

 150キロの内角シュート、153キロの外角直球、151キロの内角シュートでカウント2―1となり、最後は152キロのシュートで詰まらせて中飛。本拠地が割れんばかりのエイトコールに包まれる中、役目を果たした右腕は堂々とベンチへ戻った。

 日本ハムから移籍1年目の今季は試合前時点で36試合に登板し22ホールドをマーク。これまでのキャリアハイは22年の4登板で、新天地で一気に飛躍している。

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