◆パ・リーグ 西武3―7ソフトバンク(20日・ベルーナドーム)

 87試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。2回、無死満塁の先制機を逃すと、先発の武内が先頭の野村に先制の左越えソロを被弾したのをきっかけに4失点。

その裏、渡部聖の犠飛、ネビンの適時打で2点を返したが4回、武内が先頭の谷川原に右越えソロを浴びるなど、ちぐはぐな展開に。追い上げも相手投手陣の継投にかわされて届かなかった。西口文也監督は2回の逸機について「最悪でも1点以上取っておかないとというところで取れないからこういうゲーム展開になる」と指摘した。

 貯金をして前半戦を終えたい西口監督だったが、借金でのターンが確定し自力優勝の可能性も消滅。指揮官は「ウチとしては一つ一つ勝ちを積み重ねていくことだけを目指していきたい」と前を向く。首位の日本ハムに11ゲーム差、2位のソフトバンクには9ゲーム差。Aクラス入りのためにも、ここが踏ん張りどころだ。

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