◆第107回全国高校野球選手権栃木大会 ▽準々決勝 作新学院11―1幸福の科学学園=5回コールド=(23日・エイジェックスタジアム)
幸福の科学学園が作新学院に11―1で完敗。中日などで活躍したドミンゴ・グスマン氏の息子、エミール セラーノ・プレンサ(3年)の最後の夏が終わった。
初回から2点を失うと、その後も相手打線を止められず毎回失点。4回に1点を返すも、反撃及ばず11―1で5回コールド負けを喫した。
エミールは2回の第1打席でセカンドの横を抜ける強烈な打球を放つと、快足を飛ばして二塁打に。4回にもライナーで左前安打を放ったが、後続が続かず孤軍奮闘に終わった。
日本での高校野球生活を振り返り「毎日の練習が楽しかった。日本に来てピッチャーもバッティングもうまくなれた」と充実した日々を振り返った。
また、エミールは試合後にプロ志望届の提出を明言。「これからも日本で野球がやりたい。プロになりたいです」と父・ドミンゴ氏と同じ舞台を夢見た。今は打者の方が自信はあるが、チャンスがあれば投手もやりたいと二刀流にも意欲を見せた。3回戦では2本塁打を放ち、チームを初の8強に導いた主砲の未来に目が離せない。(高澤 孝介)