◆第107回全国高校野球選手権 埼玉大会準々決勝 叡明8―1聖望学園=7回コールド(23日・県営大宮)

 3年ぶり5度目の出場を目指していた聖望学園が7回コールド負けを喫した。

 先発の右腕・鶴渕翔大投手(3年)が力強い真っ直ぐで3回を完全に封じる上々の立ち上がりをみせたが4回、相手打線につかまり6安打を許して4失点。

後を継いだエース右腕・中村紀翔(3年)も勢いを止められず4点を失った。

 5回戦の大宮北戦で最大9点差をはね返して逆転勝ちした打線も6回、北川新大(3年)の適時三塁打で1点を返すにとどまった。浮中久生監督は「完敗です」と切り出し、「多少のヒットは出たのですが、得点圏を作ってもそこから要所を締められるというか、今まで練習でやってきた無死一、二塁での送りバントをさせてもらえなかったり、こちらの野球をさせてもらえなかった」と悔しがった。

 8強で唯一、夏の出場経験があったが、同監督は「自分たちは挑戦者ということでやってきました」と新たな気持ちで戦ってきたことを強調。埼玉はどの学校が優勝しても、夏は初出場になる。

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