◆米大リーグ ドジャース7―10ツインズ(22日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が22日(日本時間23日)、本拠地・ツインズ戦に「2番・DH」で先発出場。9回に日本人選手では史上初の4試合連発となる36号2ランを放った。

 5点を追う9回2死三塁。メジャー屈指の剛腕・デュランに対し、1ボール1ストライクからの3球目だった。100・1マイル(約161・1キロ)スプリットを振り抜き、打球速度107・5マイル(約173キロ)、打球角度28度、飛距離405フィート(約123・4メートル)で左翼席に運んだ。デュランは今季初被弾。大谷はナ・リーグ本塁打王争いでスアレス(Dバックス)と再び並んでトップとなった。100・1マイルを本塁打にしたのは、昨年6月5日(同6日)の敵地・パイレーツ戦でスキーンズから一発をマークした時に並んで最高球速を捉えたものとなった。

 デュランは「俺は正しいスポットに投げたが、彼はパワーがあるからな。だから、あれが起きたんだ。彼が勝ったのさ。彼は今、最高の選手だ。全時代を通じても偉大な選手」と脱帽。100マイル(約160・9キロ)超えのスプリットだったことを記者から「アメージング!」と言われた右腕は「彼がホームランを打った時、俺も同じこと(アメージング)を言ったよ(笑)」と話した。

 「俺は全ての打者に対して同じようにしようとしている。背中に書かれた名前を見ないようにしている。ただゾーンに投げることだけに集中する。俺のメンタリティーとしては、全ての打者をアウトにするという考えなんだ。それだけを考えているよ。相手が大谷だろうが、カブレラであろうが誰であろうと関係ない」と明かした。

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