◆第107回全国高校野球選手権和歌山大会 ▽決勝 星林0―2智弁和歌山(29日・紀三井寺)
27年ぶりに決勝に進出した星林の則藤瑞起投手(3年)が全国屈指の強豪を相手に好投した。9回を完投で6安打2失点。
「絶対に最後まで投げきろうと思ったけど、力を温存していたら、どんどん点を取られてしまう。最初から全力で飛ばしていきました」。3回に2点を奪われたが、以降はピンチに屈しなかった。自己最速の145キロに迫る144キロを何度も計時。5回1死二、三塁から上位打線を封じると、6回から9回も毎回得点圏に走者を背負いながら、追加点は許さなかった。大学に進学して野球を続ける予定。将来のプロ入りという目標も「はい」と言い切った。