◆第107回全国高校野球選手権静岡大会▽決勝 聖隷クリストファー3―1静岡(28日、草薙球場)

 静岡県内最多となる、27回目の夏の甲子園出場を目指した静岡は、聖隷クリストファーに1―3で敗れた。

 先発したエース左腕・吉田遥孔(はるく、3年)が初回2死一、二塁から三塁打を浴びて2点を先制された。

4回にも2死二塁から失点。「球威がなかった」と6回から2年生の鈴木颯真にマウンドを譲り、一塁の守備に回った。

 5回以降も走者を許したが、守備で粘った。7回1死二塁では、中前に落ちそうな当たりを高木優杜中堅手(3年)が好捕。8回1死一塁では、三塁前の送りバントを和田元基三塁手(3年)が猛ダッシュし、迷わず二塁に送って、5―6―3の併殺を完成させた。「どこかで流れが変わると思っていた。子どもたちはよくやってくれました」と池田新之介監督は選手を褒めた。

 しかし攻撃は4回の1点に抑えられ、無念の準優勝。吉田は「鈴木はいいピッチングをしてくれた。申し訳ない」と涙した。

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