俊足が売り物のルーキー・浦田俊輔が今季から付けている「32」。外野の青田昇から始まって、全てのポジションの選手が背負っている多様な番号だ。

 裏を返せば、「32」こそ俺の番号だ、と言える選手はいない。青田は「32」を2年付けた後、阪急に移籍し、巨人に復帰して活躍した48年からは「23」。V9時代の控えの内野手・滝安治は70年から「12」に昇格している。

 最長が橋本到の7年。09年に仙台育英から入団した橋本到は「94」「65」を経て「32」になり、19年に楽天に移籍するまで背負ったが、キャリアハイが14年の103試合出場にとどまっており、大きな印象は残っていない。

 その後も日本ハムから来た鍵谷陽平、ヤクルトからの広岡大志、オリックス・鈴木康平と移籍組が付けていた「32」。浦田が“自分の番号”にするだろうか。

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