◆米大リーグ ドジャース―ダイヤモンドバックス(31日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースのロバーツ監督が31日(日本時間9月1日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦前に取材に応じ、9月2日(同3日)に3Aで4度目のリハビリ登板をする見込みとなった佐々木朗希投手について、「目標は5イニング。彼に一貫性を持たせ、段階的に作り上げていくことが重要。
右肩を痛めて負傷者リスト(IL)入りしている佐々木は、復帰後3度目のリハビリ登板となった26日(同27日)には、傘下マイナー3Aのオクラホマシティー・コメッツで本拠地のメンフィス・レッドバーズ戦に先発登板し、4回途中で75球を投げて、5安打3失点、4奪三振、2四球。最速は98・8マイル(約159・0キロ)だった。
次回登板後には、本格的にメジャー復帰について議論する見通しとなっている。指揮官は「球速も、ストライクを投げる総合的な制球力が求められる。もちろんメジャーと3Aでは集中度が違うのは当然だ。しかし、彼の現状を考えれば、トリプルAの打者を抑え込むことは期待すべき。今年はロウキにとって学びの年。彼には大きな才能があるが、それでも成功を収めることも必要だ。投手として成功するには、ボールを操り、先手を取り、効率的に投げることだね」と指摘。課題の球速、制球力に加え、代名詞でもある支配的な投球にも期待を込めた。