阪神・佐藤輝明内野手(26)が1日、プロ野球史上最短Vへ鬼門突破の意気込みを示した。2日から中日3連戦(バンテリンD)。
現時点で最短Vは9月5日。同8日に優勝を決めた90年の巨人を抜き、2リーグ制後(パ・リーグの前後期制を除く)の史上最速Vが見えている。2戦連続3安打の森下は「多くのファンに直接(優勝を)見せることができる」と本拠地で歓喜する虎党の姿をイメージ。「名古屋で近づけて甲子園でしっかりものにしたい」と気合を入れ直した。
今季の中日戦では、佐藤輝が打率2割4分3厘、5本塁打と及第点の数字を残す一方、森下は打率1割8分2厘、1本塁打。「CS(で対戦)もあるかもしれない。嫌な印象をつけられたらチーム的にすごくいいし、個人的にも打ちたい」と3番打者も鬼門突破に闘志を燃やす。歴史的フィニッシュに向けてVウィークも全力疾走で駆け抜ける。(中野 雄太)