◆イースタン・リーグ 巨人3―2ヤクルト(2日・Gタウン)

 巨人の三塚琉生外野手(21)が2日、課題としている左腕打ちで2戦連続の打点をマークした。イースタン・ヤクルト戦(Gタウン)に「3番・左翼」で出場。

2点を追う3回無死一、二塁で22、24年に8勝を挙げている左腕・高橋に対し、初球、外角寄りの140キロカットボールを捉えてライナーで中前へ運ぶ適時打とした。3得点を挙げる逆転への口火を切り「チャンスだったので、積極的に狙っていきました」と振り返った。

 3年目の今季は、6月に支配下昇格。デビュー戦となった6月14日のオリックス戦(京セラD)では球界屈指の左腕・宮城と対戦し、3打席連続三振と課題が明確になった。降格後は「打てないボールは打てない」と、狙い球を絞って対策を進めてきた。初回2死で高橋から三塁線へボテボテの内野安打を放つと、5回先頭では再び左腕・佐藤から左前安打。立て続けに左腕から結果を残し、今季7度目の猛打賞とした。1軍では3試合、9打数無安打で6三振と壁にはね返された。屈辱を晴らす準備は整いつつある。(小島 和之)

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