ドジャース大谷翔平投手(31)が“難敵撃破”からラストスパートへ弾みをつける。2日(日本時間3日)からの9連戦で9月が始まるが、敵地でスキーンズ(パイレーツ)、菅野(オリオールズ)ら好投手と対戦する。

 4日(同5日)に激突するのが昨季新人王のスキーンズ。今季は9勝9敗ながら、両リーグトップの防御率2・05だ。初対戦だった昨年6月5日(同6日)に今回と同じPNCパークで100・1マイル(約161・1キロ)直球をバックスクリーンに運んだ。今季は3打数無安打1三振と完璧に封じられている。

 ボルティモアに移動後、6日(同7日)には菅野とのメジャー初対戦が有力視される。大谷と菅野は15年6月の交流戦(札幌D)で相まみえ、2打数2安打1四球。10年ぶりの対戦となる。

 地区優勝マジック「22」のド軍はナ・リーグ西地区で2位パドレスにゲーム差2・5で首位に立つが、リーグ全体では勝率3位。同2位以上でないとポストシーズン(PS)はワイルドカードシリーズからの参戦となるだけに落としていい試合は一つもない。PS進出をかけた「ヒリヒリする」9月。打率3割9分3厘、で10本塁打、32打点で月間MVPと大爆発した昨年の再現を狙う。(中村 晃大)

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