◆JERAセ・リーグ 広島―DeNA(2日・マツダスタジアム)
広島の床田寛樹投手が、ともに今季ワーストの2回7失点KOを食らった。1ゲーム差で追う3位・DeNAとの直接対決の初戦で強力打線の餌食となった。
初回は1死から桑原に三塁線を破られ、1死二塁から佐野の2ランで先制を許した。2回は1死から林を四球で歩かせ、9番・ケイのバントは捕手・坂倉の二塁送球が野選に。この後、蝦名の適時二塁打、桑原の適時打、佐野の犠飛で追加点を奪われ、さらにオースティンに2ランを被弾。2回2死二塁で打席を迎えて代打を送られた。2回54球で6安打1四球、7失点という内容だった。
1試合7失点は、23年8月10日のヤクルト戦(神宮)以来だが、そのときは自責5だった。自責7は21年10月13日のDeNA戦(マツダ)以来4年ぶりプロ4度目。さらに2回KOは昨年10月2日のヤクルト戦(神宮)で5失点KOされて以来だ。
昨年、チームは月間20敗という歴史的失速で9月4日まで首位にいながら、最終的に4位に沈んだ。昨季チーム最多11勝だった床田も、9月以降は5戦4敗と1勝もできなかった。「まず一つ勝てれば、昨年より成長している証になる」と雪辱を期してマウンドに上がったが、悪夢がよぎる9月初登板となった。