◆JERAセ・リーグ 中日3―5阪神(1日・バンテリンドーム)

  阪神は3連勝で優勝マジックを一つ減らして、6とした。

 流れを引き寄せたのは主砲・佐藤輝だ。

3回1死一塁で左腕・マラーの速球を捉えて右越え35号2ラン。どでかい一発を放つと、続く大山が四球を選んだ後に熊谷のバットからプロ初本塁打となる左越え2ランが飛び出した。大卒8年目の伏兵が待望のアーチをかけ、ベンチは大盛り上がりだった。

 先発の村上は6回2/3を6安打3失点で自己最多11勝目を挙げた。序盤から持ち味の制球力で安定した投球を披露。7回につかまり、イニング途中の降板となったが、役目は果たした。8回は守護神・岩崎が登板し、9回はセットアッパー・石井が締めくくって8セーブ目をマーク。流動的な起用に応え、石井はプロ野球記録を46試合連続無失点に伸ばした。

 藤川監督は球団の新人監督では初の貯金30に到達。歩みを止めることなく、ゴールテープを切る。

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