パ・リーグ ソフトバンク2―1オリックス(2日・みずほペイペイドーム)

 オリックス・宮城はわずかな失敗に目を向けた。「最後の最後は失投に近い…。

あの状況で、やっちゃいけないことが出てしまった」。7回1失点で6勝目を逃し、チームの連勝も3でストップ。1点のリードを守れなかった、ラストイニングの1球を悔やんだ。

 1死三塁で代打・中村。初球からスライダーを続けた。空振り、ボール、空振り。外角低めの4球目を、左前へ落とされた。「ボールで次の球、というのもあった。結果論にはなりますけど」。下半身のコンディション不良からさらに状態を上げるための再調整期間を経て、中11日で先発。打線が4回無死満塁で無得点に終わり、直後の投球は3者連続三振と踏ん張った。

 「今の状態では、このまま突っ走れたらベストかなと思います」。

10三振を奪い、ここ2試合は13回を1失点と上々。エースの意地は示した。 (長田 亨)

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