◆JERA セ・リーグ 巨人4―1ヤクルト(2日・京セラドーム)

 巨人の大勢投手がヤクルト戦で8回に3番手で登板。1回13球を投げて2安打無失点に抑えた。

 2―1の8回にマウンドへ。先頭・内山に内野安打を浴びたが、続く同学年の4番・村上を空振り三振。しかし、5番・オスナには左前安打を打たれた。それでも後続を打ち取り無失点に抑え、これで今季39ホールド目をマークした。

 大勢は前回登板の8月29日の阪神戦(甲子園)で、ホールドを記録していたものの、森下、佐藤輝に2者連続被弾。「この前は甲子園の雰囲気にのまれてる感じがして力んでた部分あった。今日は本当に力まないでコースしっかり突いていこうって感じで投げた」と振り返り、「ピンチになりましたけど、感覚的には甲子園の時より良かったですし、シーズン長いあいだ投げていく中で、力む場面とか増えて必要以上に力で行こうってなってた部分もありましたし、感じていたので。そういう面ではピンチは作りましたけど感覚的には悪くなかった。オスナ選手にヒット打たれたボールは(阪神・佐藤)輝明さんとかに打たれた感じのボールみたいになったので、今日はそこの1球ですかね」と自らを分析した。

 走者は出したが「今、マウンドに上がってきたってぐらいの気持ちで投げてました。誰かがつくったピンチに上がってきたって自分に言い聞かせながら投げてました」と語った右腕。ここまで最多登板は1年目の57登板。

これで52登板でキャリアハイもあと少しだ。「もう疲れてますけど、みんな疲れてますし。どのチームのピッチャーも疲れてくる時期だと思うので。そこはみんな一緒かなと思う。こういう時に結果出せる選手がプロの中でも一流だと思うので、1日1日ベストを尽くせるようにやりたいなと思います」と意気込んだ。

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