◆イースタン・リーグ 巨人6―1ヤクルト(3日・Gタウン)
巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手が、プロ初の先頭打者アーチを放った。
「1番・遊撃」で先発出場。
今季は3月の開幕直前に左手有鉤(ゆうこう)骨を骨折し、7月にも左三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷で離脱を経験。「ケガをして前半戦を振り返ったときに、待っていない変化球を全部見逃して追い込まれるのが多く、自分のバッティングできないことも結構多かった。反応できるやつをどんどん振ってこうと思った」と、リハビリ期間に自身の打撃を見直した。さらに「ピッチャーの映像を見て、打席の中でどうアプローチしようかと前日の夜に考える。練習では試合を想定したバッティングを心がけている」と、毎日の準備を好結果につなげている。
この日は同期入団の浦田が適時打、荒巻が本塁打を放つ活躍。「荒巻さんと浦田さんがどう思ってるかわからないですけど、僕は高卒で2人は大卒ですけど、そこは関係なく意識はしてます。
石塚は2軍戦で主に1番打者として、イースタン首位のチームをけん引。ここまで48試合に出場して、打率3割0分9厘、2本塁打、19打点の成績を残している。