ヤンキース傘下マイナー3A・スクラントンの前田健太投手(37)が3日(日本時間4日)、敵地・ウースター戦に先発し、7回2/3で100球を投げ、1安打1失点、9奪三振の快投を見せ、5勝目(6敗)を挙げた。

 マイナーながらノーヒットノーランまであと4人。

出した走者は2回の四球による1人だけだった8回2死走者なしで左打者に内角低めのスライダーを右翼席運ばれると、そのままマウンドを降りた。前回登板の8月28日(同29日)も3回11安打10失点(自責9)でのKOだったが、中5日でしっかり修正した。

 今季が米球界10年目。今季終了後には日本球界に復帰する意向があることも明らかになったが、残り約1か月となった今季へは「メジャーリーグに上がりたい。そこは諦めたわけではないです。そのモチベーションを失っているわけではない。ただ、自分でコントロールできるものではない。僕もメジャーリーグに長くいて、マイナーで結果残したから、『じゃあメジャー』っていう簡単なものでもないと理解している。ヤンキースのユニホームを着ることを目標にしてますけど、そこばっかりとらわれると、けが人が出ないととか、自分を高めるより、不幸を願うような毎日が続くんで、そうじゃなくて自分を高めることを大切に。その結果、上がれればうれしいなって」と胸の内を吐露した。

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