◆JERAセ・リーグ 中日5―7阪神(4日・バンテリンドーム)

 中日は終盤に追い上げたが、勝利に届かなかった。前半は打線が阪神の小刻みな継投に苦戦。

3回1死満塁から田中が二飛、上林が中飛に倒れて得点を逃すと、5回まで2安打に封じられた。7回に細川の15号3ランなどで4得点。8回に岡林の右犠飛で2点差まで迫り、9回も2死一、三塁まで攻めたが、得点に至らなかった。先発の涌井は5回4安打3失点で4敗目。初回2死から森下に死球の後、佐藤輝に右越え2ランを浴びた。以下は試合後の井上一樹監督の一問一答。

―序盤に得点したかった。

「そうだね」

―阪神は中継ぎをつなぐブルペンデー。的を絞りにくかったか。

「ブルペンデーか知らないけど、出てくる投手をどうにかするしかないから。別にブルペンデーだからきついということもないし。ただ、それで打ちあぐねた前半が尾を引いたかなと」

―3回1死満塁で田中に事を起こしてほしかった。

「それはもう任せた結果だから。俺も任せたから、何しているんだということはないし」

―細川が2戦連続の本塁打。

「勝つ試合で打ちたかっただろうし、勝ちにつなげたかっただろうし。それはもう続けていくしか」

―石川昂が欠場。

「もう抹消します。脇腹やっちゃったみたいで。きのうああいう形(今季1号本塁打)で何で使わないのと思った方もいるかもしれないけど、使える状態ではなかった。試合が始まる前に発覚したので」

―涌井は佐藤輝に難しい球を打たれた。

「キング(本塁打トップ)なだけに、あんな打球を打つか、という感じだったけど。涌井なりには細心の注意を払っただろうし、何も考えずに打ってくださいというボールを投げたわけではないから。細心の注意を払ったことは認めつつ、でも、他に手はなかったかというところも追求するのは俺らの仕事かな」

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