【セントライト記念・戸田の特注馬】菊花賞の主役候補へ　潜在能力秘めるジーティーアダマンが巻き返す
すみれSを勝利したジーティーアダマン 画像（1枚）

◆第７９回セントライト記念・Ｇ２（９月１５日、中山競馬場・芝２２００メートル）

　ジーティーアダマン（牡３歳、栗東・上村洋行厩舎、父ルーラーシップ）の秋始動戦に注目だ。直線に急坂があり、今回と舞台設定の似ている阪神２２００メートルのすみれＳを２分１１秒０の好タイムで快勝。

「まだまだ良くなるのは先だけど、ポテンシャルは高い」と春から上村調教師が評価していた素質馬。皐月賞馬のミュージアムマイルなどを相手に、どのような走りを見せてくれるか楽しみだ。

　Ｇ１初挑戦となった皐月賞では１４着に大敗も道中でごちゃつき、出入りの激しい展開。初めて馬群でもまれる形になり、キャリア３戦目の経験不足が響いた格好だった。成長力豊富な父、母の父マンハッタンカフェと菊花賞も狙える血統構成。好位でスムーズに運べれば巻き返せる。（戸田　和彦）

編集部おすすめ