テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は12日、アメリカ連邦議会下院が9日にUFO、未確認飛行物体に関する公聴会を開き、現役の軍人らが目撃したUFOについて証言したことを特集した。
番組ではUFOが安全保障上の驚異と捉える動きが米国だけでなく日本でも広がっていることを伝えた。
その中で2022年10月1日に79歳で亡くなったアントニオ猪木さんが15年に参院議員だった時、国会で「未確認飛行物体という…宇宙人はいるのか?いないのか?それも私にはわかりませんが、考え方を変えれば何かが領空侵犯をしているということになります。今までにスクランブルをかけたことがあるのか?また、その辺の研究をされているのか?お聞きしたいと思います」と当時の中谷元防衛相に質問した映像を放送した。
猪木氏の質問に議員から笑いが起きる中で中谷氏は「鳥等の航空機以外の物体を発見することはあるものの、ご指摘の地球外から飛来したと思われる未確認飛行物体を発見した事例については承知をしておりません」と答弁した。
猪木氏が質問した映像に番組では「10年前の国会ではUFOを真剣に議論し始めると笑いの声」とナレーションで伝えたが、スタジオでは昨年6月に未確認異常現象を安全保障の観点から考える超党派の議員80人超になる「UFO議連」が設立されたことを紹介。最高顧問が石破茂首相、会長が浜田靖一氏、幹事長を小泉進次郎農相が務めている。
昨年、小泉氏が「一般的にはUFOというなじみのある言葉は、安全保障上はUAP、この問題を安全保障の観点から考えよう」と述べたVTRを放送した。