日本バレーボール協会は、12日にフィリピンで開幕する世界選手権の男子日本代表14選手を発表した。主将は石川祐希(ペルージャ)。

アウトサイドヒッターは4人で、石川、高橋藍(らん、サントリー)の主軸に加え、右肘手術から復帰した大塚達宣(たつのり、ミラノ)、身長200センチの21歳・甲斐優斗(専大4年)が名を連ねた。

 28年ロサンゼルス五輪に向け、ロラン・ティリ監督の新体制で今季始動した。7月まで行われた国際大会のネーションズリーグでは準々決勝で強豪・ポーランドに敗れ、ベスト8。ロス五輪のメダル獲得を見据え、主将の石川は「(新チームが)スタートしたときから、世界選手権では表彰台に立つという目標を掲げてきた。1シーズンやってきた成果を出す場所」と意気込んでいる。

 同大会は32チームがA~Hの8組に分かれて、総当たりの1次リーグ(L)を行い、各組上位2チームがノックアウト方式で行われる決勝大会に進む。世界ランク5位の日本は、13日の1次L初戦で同16位のトルコ、15日に同11位のカナダ、17日同75位のリビアと対戦する。

 ◆世界選手権の登録14選手は以下の通り。

 【セッター】大宅真樹(日鉄堺)、永露元稀(広島T)

【OP】宮浦健人(名古屋)、西山大翔(大阪B)

【OH】大塚達宣(ミラノ)、高橋藍(サントリー)、石川祐希(ペルージャ)、甲斐優斗(専大4年)

【MB】小野寺太志、西本圭吾(広島T)、エバデダン・ラリー(大阪B)、佐藤駿一郎(名古屋)

【リベロ】小川智大(サントリー)、山本智大(大阪B)

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