日本相撲協会は12日、東京・両国国技館で取組編成会議を開いた。会議終了後、取材に応じた審判部の高田川部長(元関脇・安芸乃島)は大関取りの東関脇・若隆景(荒汐)について「いつもいい相撲を取ってますから。
高田川部長はこれまで「直近3場所で33勝」の大関の昇進の目安より、「相撲内容が極めて重要」という持論を展開してきた。若隆景の場合、すでに相撲内容には合格点が付いているので、今場所は2ケタ以上の成績で大関昇進ということになる。
右膝の手術を受けて幕下から再びはい上がってきた若隆景。「ケガから復帰して、自分の力を出せる体勢やケガをしない相撲を研究してきた。ケガする前よりも、ワンランク上がったんじゃないかな」と高田川部長の称賛は止まらなかった。