東京世界陸上は東京・国立競技場で13日に開幕する。女子やり投げで2連覇を目指す日本のエース・北口榛花(JAL)が12日、ダビド・セケラクコーチらと会場を訪れ、練習を行った。
北口は出場予定だった7月の日本選手権(東京)を右肘内側上顆炎(じょうかえん)で直前にキャンセル。約2か月ぶりの復帰戦で8月にダイヤモンドリーグ第13戦(ローザンヌ)に出場し、50メートル93。年間上位者で争う同月のダイヤモンドリーグ・ファイナル(チューリヒ)は60メートル以上をマークするなど着実に復調している。
練習後は拠点とするチェコメディアからの取材に笑顔で応じた。「明日から始まる世界選手権がとても楽しみです。満員になることを期待しています。自国開催は生涯で最初で最後になると思う。良い思い出を作りたい」などと流ちょうな英語で意気込んだ。
女子やり投げの予選は19日、決勝は20日に行われる。