◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 井上尚弥―ムロジョン・アフマダリエフ▽WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 武居由樹―クリスチャン・メディナ▽WBA世界ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定戦12回戦 高田勇仁―松本流星(9月14日、名古屋・IGアリーナ)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=が11日、名古屋市内のホテルでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=との防衛戦へ向けた公式会見に臨んだ。
会見には井上とプロモート契約を結ぶトップランク社のボブ・アラムCEO(93)も出席。
井上・アフマダリエフ戦と同じ14日(米国時間13日)には、米ラスベガスで世界スーパーミドル級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス(35)=メキシコ=がWBA世界スーパーウエルター級王者テレンス・クロフォード(37)=米国=の挑戦を受ける4階級制覇王者同士のメガファイトが行われる。
アラム氏は「(カネロ・クロフォード戦も)選択肢としてはあったが、名古屋の新しいアリーナでのこけら落とし、特別な一日になる」と来日の理由を説明。「これからもボクシングのホームとなってくれることを願っている」と話した。
井上が勝利すれば、世界戦通算26連勝目となり、元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)、ヘビー級で25度の防衛を果たしたジョー・ルイス(米国)と並び史上最多の世界戦連勝記録となる。「メイウェザーもジョー・ルイスも素晴らしいファイターで井上もそうだが、個々に違う選手たちだ。今この世代、日本でということを考えれば、彼以上の選手はいないでしょう」と評価した。
井上の次戦について、海外メディアでは12月27日にサウジアラビア・リヤドでWBC世界スーパーバンタム級1位のアラン・ピカソ(25)=メキシコ=の挑戦を受ける計画が伝えられている。アラム氏は「みなさんのうわさの通り、12月にリヤドで行われる。サウアジアラビア国内で行われる、日本フェスティバルのメジャーな催し物の一環として行われるようだ」と明かした。
戦績は井上が30戦全勝(27KO)、アフマダリエフが15戦14勝(11KO)1敗。
試合はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で無料配信される。