東京世界陸上は東京・国立競技場で13日に開幕する。
12日は女子マラソン日本代表のオンライン会見が行われ、初代表で、早大のサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身の小林香菜(大塚製薬)は「周りの方々を見てとても緊張してしまっている。
大学時代は早大の「早稲田ホノルルマラソン完走会」に所属していた異例の経歴の持ち主。今年1月の大阪国際女子マラソンで、パリ五輪6位入賞の鈴木優花(第一生命グループ)をラスト約800メートルでかわして日本勢トップとなり、代表権をつかみ取ったシンデレラガールだ。今大会のコースは、早大時代に生活していた場所でもあり、「そこをまさか、自分がジャパンのユニホームを着て走れるとは思っていなかった。試走でも不思議な気持ちでした」と笑顔を見せる。
初代表に緊張はあるが、今大会へ向けては7月の月間走行距離が1300キロに到達するなど十分に練習を積んできた。「サバイバルレースで戦える状況ではあると思います」。初の世界舞台で、果敢にチャレンジする。
14日に行われる女子マラソンは、午前8時スタート予定だったが、猛暑によるアスリートの健康と安全への影響を考慮して午前7時30分号砲に変更された。