新十両・西ノ龍　母校・埼玉栄で化粧まわし贈呈　相撲未経験から同学年で唯一の関取に「ずっと悔しい思いをしてきた」
母校・埼玉栄高校から化粧まわしを贈呈された西ノ龍と山田道紀監督（左）と振分親方（右）（カメラ山田　豊 画像（1枚）

　大相撲秋場所（１４日初日、東京・両国国技館）で新十両として迎える西ノ龍（境川）が１２日、大宮市にある母校・埼玉栄高で化粧まわし贈呈式に臨んだ。同校のＯＢ関取がつけるオレンジ色のアイテムを手にし「うれしい。

やっと自分もつけられる」と喜んだ。

　山田道紀監督は「中２で栄中に転校して未経験。素人だったが、同級生は北の若らスター軍団だった。なかなか起用できず、苦労した。今では同学年で唯一の関取です」と感慨深げ。西ノ龍は「ずっと悔しい思いをしていた。絶対関取になろうと思っていた」と胸の内を明かした。

　史上１４組目に親子関取で父は元幕内・常の山の下村重和さん。山田監督は「お父さんの稽古をみたことがあるが半端ない稽古で小さいのに耐えていた。西ノ龍もお父さんみたいにガッツと根性がめちゃくちゃある」と期待した。

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