タレントのタモリが12日放送のテレビ朝日系特番「タモリステーション」(午後8時)にMCとして出演。日本の異常気象に絡め、命の危険があった体験を明かした。

 この日の番組では今夏も発生した予測できない突風・ダウンバーストを特集。海からの湿った空気や日中の高い気温により上昇気流が発生。上空で冷やされ、重くなった空気が急激な下降気流となり四方に広がることで突然、広範囲で吹き荒れる突風についてタモリは「これを私は経験したんですよ」と話した。

 「駿河湾でヨットをやってたんですよ。海に出ると注意はするんですけど、もう積乱雲があったんです。そっちの方に行かなきゃいいやって思ってたら、積乱雲は意外と(進むのが)速いんですね。急に風が吹いてきて…」と続けると「斜め45度に船が傾いた。少し浸水もして。対処してたら、その辺の海に雷が落ちるんです。水柱が立って。もう方向も分からなくなっちゃって。どっちから風が吹いてるのかも」と口に。

 「俺は冷静に対処したつもりなんですけど、抜け出した時に、ヒザがこんなになるんだよ、本当に」と恐怖のあまり、ヒザがガクガクと震えていたことをジェスチャー付きで再現すると、「あれは死ぬかと思いましたね。突風、雨、雷です」と真剣な表情で振り返っていた。

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