カーリング ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦 第2日(12日、北海道・稚内みどりスポーツパーク)

 女子の1次リーグ(L)で、フォルティウスが初日の2連敗から2連勝を飾った。この日午前にロコ・ソラーレ(7〇6)、午後はSC軽井沢クラブに5―3で勝利。

スキップ・吉村紗也香は「最後まで集中して、今日の試合はできた。私たちは強いという思いを持って、勝つんだという強い思いをもってプレーしました」と、笑顔がこぼれた。

 崖っぷちに立たされたチームは、2勝2敗と星を五分に。初日2勝だったロコ・ソラーレが連敗し、SC軽井沢クと3チームが並んだ。背水の陣からプレーオフ進出を決め「負けられないところから2勝したのは大きくて、4年前から比べたら気持ちの面でも強くなっているなと感じるし、1つ1つショットを決めていく集中力は、この2試合で出せていた」と思いを込めた。

 北海道銀行として出場した、21年北京五輪につながる代表決定戦は王手をかけながらロコ・ソラーレに3連敗。逆転負けを喫した。雪辱を誓う26年ミラノ・コルティナ五輪につながる今大会、意地の2連勝で望みをつなぎ「この2勝というのは、自分たちにとってもすごく大きい2勝だった」とうなずいた。

 SC軽井沢クとの代表決定戦をかけたプレーオフを争うのは、五輪3大会連続出場を狙うロコ・ソラーレ。互いに負けたら終わりの戦いに挑む。吉村は「ここで上がれるか落ちるか、ここが本当に勝負。まずは明日の一戦、全力で戦います」と、決戦に備えた。

編集部おすすめ