9月14日にパリロンシャン競馬場でプランスドランジュ賞・G3(芝2000メートル)が行われた。結果を受け、凱旋門賞・G1(10月5日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)の勢力図に変化が現れた。
大手ブックメーカーのウィリアムヒルでは、プランスドランジュ賞を制した日本ダービー馬のクロワデュノール(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)が、前日までの5番人気から3番人気(9倍)に浮上。今年、参戦の日本馬では最上位人気となっている。
フォワ賞を制したビザンチンドリーム(牡4歳、栗東・坂口智康厩舎、父エピファネイア)が4番人気タイ(11倍)で続く。昨年の凱旋門賞では4着で、今年のフォワ賞で2着のソジー(牡4歳、仏・アンドレ・ファーブル厩舎、父シーザスターズ)も4番人気タイとなっている。
現段階で1番人気タイ(5倍)が2頭。ヴェルメイユ賞を制した昨年の凱旋門賞2着馬のアヴァンチュール(牝4歳、仏・クリストフ・フェルラン厩舎、父シーザスターズ)と、英、愛、ヨークシャーオークス3冠のミニーホーク(牝3歳、愛・エイダン・オブライエン厩舎、父フランケル=追加登録が必要)が並んで人気を分け合う形となっている。
他の日本馬ではギヨームドルナノ賞を制したアロヒアリイ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父ドゥラメンテ)は26倍で12番人気タイ。13日のアイリッシュチャンピオンS・愛G1(レパーズタウン競馬場・芝2000メートル)で6着のシンエンペラー(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父シユーニ)は先週の段階で34倍だったが、14日の時点では41倍となり、評価を落とす形となった。