◆プランスドランジュ賞・仏G3(9月14日、パリロンシャン競馬場・芝2000メートル、重)

 今年の日本ダービー馬のクロワデュノール(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)は、北村友一騎手とのコンビで海外初戦(7頭立て)に臨み、道中4番手から最後の直線で抜け出して、勝利を飾った。凱旋門賞・仏G1(10月5日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)を見据えての一戦だった。

勝ち時計は2分11秒69。

 レース後、競走審判員は北村友騎手に事情聴取し、ムチを乱用したとして2日間の騎乗停止処分を科した。2023年から施行されているフランス競馬のムチ使用のルールでは使用回数が最大で4回に制限されているが、6回使用したとしている。なお、ムチを9回以上使用したと裁決委員が判断した場合、騎乗馬は失格となる。

 また、フランスギャロの裁決リポートでは、最後の200メートルでクロワデュノールがムチの影響でふらつく場面があったが、レースの着順には影響がなかったことについても書いてある。

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