◆プロアマ交流戦 巨人3軍2―6日本製紙石巻(23日・G球場)

 巨人のマレク・フルプ外野手が4安打1打点の活躍。持ち味の打撃でアピールに成功した。

 プロアマ交流戦・日本製紙石巻戦に「2番・右翼」で先発出場。初回1死で中前打を放ち勢いに乗ると、3回無死一、二塁で左前打、5回2死から中前打で猛打賞をマーク。7回2死一、二塁の好機では左前に適時打で4打席連続安打と止まらなかった。それでも助っ人は「改善の余地はあると思う。4安打とはいえ全部単打だった。元々はパワーヒッターなので、次は長打を打てるように頑張りたい」と表情を引き締めた。

 今季は7月12日に支配下昇格を勝ち取り、チェコ出身の選手として史上初のNPB支配下選手となった。同日のDeNA戦(横浜)では「7番・右翼」で先発出場したが4打数無安打。翌13日は代打で三振に倒れ、スイングした際に強い痛みを感じた影響で同17日に登録抹消。骨折分の摘出手術を受け、故障班に合流した。16日の3軍戦で約2か月ぶりに実戦復帰を果たし、21日のイースタン・日本ハム戦(Gタウン)で復帰後初安打を放つなど、順調な回復ぶりを示している。「(負傷した)左腕全体の力を戻すトレーニングと、ボールまでを最短距離でしっかり打てること。

体全体を使ったバッティングをできるように練習したい」。さらなるレベルアップを誓った。

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