◆JERA セ・リーグ 広島5―0巨人(23日・マツダスタジアム)

 巨人の戸郷翔征投手が、広島戦で先発するも4回65球を投げて、5安打4失点4Kで自己ワーストとなる9敗目を喫した。

 戸郷は初回、いきなり先頭の中村奨に左翼線二塁打を打たれるなど2死一、二塁。

5番・末包に左翼線への2点適時二塁打を打たれて先制を許した。8番・林はフォークで空振り三振に抑えたが、戸郷は悔しげにベンチヘ戻った。

 2回はテンポ良く2死を奪ったが、9番・玉村に中前安打。ここで1番・中村奨に左翼へのスタンド上段に飛び込む2ランを被弾した。

 0―4の3回は小園、佐々木、末包を3者凡退に打ち取った。4回にはこの回の先頭・林に左前安打を打たれたが、後続を抑えた。

 しかし、5回表の攻撃で戸郷は代打を送られて降板。戸郷は、この試合前までマツダでは4月11日に3回1/3を10失点するなど3登板で防御率9・39と苦戦していたが、この日も白星とはならなかった。

 戸郷は3試合連続で立ち上がりに失点しており、「やっぱりあれだけ立ち上がりが悪いとこういう試合展開になると思いますし、責任も果たせなかったので、次に向けてしっかりやりたいなと思います」と反省。また「立ち上がりが、先発としては難しいですし、そこでもっと攻めきれればね、勝負球が全部打たれてるんで、そこの技術不足かなというのはあります」と語った。

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