◆JERAセ・リーグ 広島5―0巨人(23日・マツダスタジアム)

 広島は、巨人との今季最終戦を白星で締めくくり、2年ぶりの同カード勝ち越しを決めた。2点リードの2回に中村奨が、巨人戦6本目となる9号2ラン。

先発・玉村は、6回無失点で6勝目(8敗)。巨人戦は13イニング連続無失点で今季3戦2勝、防御率0・53とキラーぶりを発揮した。5点リードの9回はドラフト5位・菊地ハルン投手が、プロ初登板で3者凡退と好投。NPBの現役投手で最長身2メートル右腕が、堂々デビューを飾った。新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―この日から若手6人が1軍合流。若手の積極起用の戦いで勝利。

 「各自、緊張したと思うんですけども、まずまずいい動きをしていた選手が多かったかなと見えました」

 ―若ゴイ筆頭格の中村奨選手が2回に貴重な2ラン。

 「見事なホームランでしたね。インサイド高めの難しい球なんですけど、こちらから見ていて(左翼ポール際をファウルに)切れずに戻ってきたような打球だった。ああいう打球を打つのは技術がいる。本当にいいホームランだったと思います」

 ―来季に向けて頼もしい成長ぶり。

 「今年いいものを見せてくれていますし、ただ、まだまだこれからなので」

 ―玉村投手も6勝目。

 「キャリアハイということですけど、本人も、そこには満足せずに、まだまだこれからだぞというのは試合後に伝えました」

 ―最後は18歳ルーキー・菊地投手が締めた。

 「緊張したとは思うんですけど、デビュー戦で勝っているところで最終回でね。ストライク入るんでね、大したもんだなと思いながら見ていました。いい経験にしてもらいたいです」

 ―島内投手が60試合登板。

 「やっぱり60試合というのは、ブルペンのピッチャー、またセットアッパーとして誇れる数字。本人もそこを一つの目標にしていたから。本当に今日もナイスピッチングでした」

 ―残り5試合。

 「残り5試合を大切に戦っていきたいと思います」

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