◆米大リーグ マリナーズ2―3ドジャース(26日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)
前日25日(日本時間26日)に敵地・ダイヤモンドバックス戦で4年連続となる地区優勝を決めたドジャースは、24年ぶりにア・リーグ西地区優勝を決めているマリナーズに快勝して3連勝となった。「1番・指名打者」でフル出場した大谷翔平投手(31)は4打数1安打で55号は出ず。
3点リードの7回には朗希が5番手で登板。クロフォードを三ゴロ、ヤングを空振り三振で簡単に2アウトを奪うと、23年WBC準決勝のメキシコ戦でも対戦した経験もあるアロザレーナに左翼フェンス直撃の二塁打を浴びたが、今季60本塁打を放っているローリーから空振り三振を奪って無失点で切り抜けた。最速は100・1マイル(約161・1キロ)で、12球を投げて11球がストライクと制球も安定していた。
ロバーツ監督は「朗希はファンタスティックだった」とたたえると、マイナーを含めてプロ入り後初めてだった中1日での登板についても「球威が落ちているとは思わなかった。アロザレーナにヒットを打たれたけど、その後も期待通りになってくれた。エキサイティングだった。私たちにとってもよかった」と合格点。60発を放っていたローリーとの対戦についても「見たかったマッチアップだった。朗希はしっかり球速も出して、スプリットもとてもよかった」とたたえた。
シーズン終盤に救援に転向し、チームの救世主となりつつある朗希。指揮官はポストシーズンも見据え「制球力が日本の時のようになってきている。