高校野球秋季大会▽準々決勝 聖隷クリストファー3―0磐田東(27日・愛鷹)

 準々決勝が行われ、4強が出そろった。初の8強と快進撃を続ける浜松日体が御殿場西を6―2で下し、初のベスト4進出を決めた。

2番手の鈴木僚真(2年)が5回を無失点投球、打っては同点打と攻守に活躍した。夏甲子園出場校の聖隷クリストファーはエース高部陸(2年)の完封で、磐田東を3―0で下した。28日に準決勝が行われ、勝てば東海大会(10月18日開幕・愛知)出場権を獲得する。敗者は10月4日の3位決定戦に回る。

 聖隷エース・高部が、完封ショーでチームをベスト4に導いた。9回117球を投げ切り、被安打5、7奪三振。5回には連打を許し、7回には1死二、三塁のピンチを招いたが、「力を抜いて、打たせて取る投球を意識していました」と、冷静なマウンドさばきで得点を与えなかった。県大会初戦から3試合連続完投を飾った。

 2年連続となる秋季東海大会出場が懸かる準決勝は、今年のセンバツに出場した強豪・常葉大菊川と対戦する。連投が予想される左腕は「気持ちが入っていれば、疲れは感じないと思う。自分の投球で味方を勝たせたい」と意気込んだ。

編集部おすすめ