◆米大リーグ ヤンキース―オリオールズ(27日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)が27日(日本時間28日)、本拠地・オリオールズ戦に「3番・右翼」でスタメン出場し、初回2死走者なしの1打席目に、菅野智之投手(35)から左翼席へ2試合連続本塁打となる53号ソロを放った。

 1ストライクからの2球目。

やや外よりの82・9マイル(約133・4キロ)スイーパーを狙い澄ましたかのようにフルスイングすると、総立ちになる本拠地の左翼席に運んだ。前日26日(同27日)の同カードに続く2試合連続の53号ソロ。菅野からは今季3発目のアーチとなった。

 本塁打王こそ、マリナーズのローリーが60発を放っているため、この試合を含めて残り2試合で7本差と絶望的だが、試合前の時点で打率3割3分はア・リーグトップで、自身初の首位打者をほぼ手中に収めている。ブルージェイズとの地区優勝争いは残り2試合でともに92勝58敗。勝利数で並んだ場合は直接対決で8勝5敗と勝ち越しているブルージェイズが上回るとあって、ヤンキースは負けられない状況だが、主砲のジャッジがしっかりと先制弾を放った。

 ヤンキース打線はさらに3回先頭のスタントンが24号ソロ、2回2死でマクマーンが20号ソロを放って菅野から2回までに3点を先取した。

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