巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(ヤンキースGM特別アドバイザー)が27日、ニューヨーク市内で野球教室を開催。古巣の巨人へエールを送った。
巨人は今季リーグ連覇を逃し、現在2位・DeNAと2・5差の3位でレギュラーシーズン残り3試合。CS進出こそ決まっているが、2位奪取には崖っぷちの戦いが続いている。5月と8月に東京ドームを訪れていた松井氏は古巣について問われると、率直な思いを口にした。
「いる戦力で精いっぱい頑張った結果だと思いますよ。Aクラスに入って、まだこれからチャンスがあるわけですから。4番バッターが長い間いなかったり、あとは菅野君がいなくなったことや、戸郷選手の調子がいまいちだったり、いろんな要素があるでしょうけど、阪神が強かったんじゃないですかね。それにまず尽きると思います」
松井氏が語ったように、岡本の左肘じん帯損傷による約3か月の離脱やエース・戸郷の不調もあった。一方でプロ2年目の泉口の台頭など、収穫があるのも事実。短期決戦へ向けては「今の万全の準備をして戦うしかないんじゃないですかね」とし、「ジャイアンツほど下克上を食らったチームはないんじゃない?去年もそうでしょ。たまには逆を見てみたいですよね。応援してます」と語った。昨季はリーグVも、CS最終SでDeNAに敗れた巨人。