◆米大リーグ マリナーズ―ドジャース(27日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)
前日の敵地マリナーズ戦で2点リードの7回に5番手で登板し、1回1安打無失点の好投を見せた佐々木朗希投手(23)が一夜明けた26日(同27日)、クラブハウスで取材に応じ、30日(同10月1日)からスタートするポストシーズンへの意気込みを語った。ロバーツ監督は前日の試合後に、佐々木について「いい意味で難しい判断が迫られている」と熟考の姿勢。
佐々木は前日に3点リードの7回に5番手で登板。クロフォードを三ゴロ、ヤングを空振り三振で簡単に2アウトを奪うと、23年WBC準決勝のメキシコ戦でも対戦した経験もあるアロザレーナに左翼フェンス直撃の二塁打を浴びたが、今季60本塁打を放っているローリーから空振り三振を奪って無失点で切り抜けた。スラッガーとの初対戦には「初球を取りに行って、2球目、3球目しっかり落とせたのでよかったですけど、ちょっとあんまり急速出てなかったんで、そこはちょっと出したい」と振り返った。最速は100・1マイル(約161・1キロ)で、12球を投げて11球がストライクと制球も安定していた。
朗希は右肩痛から今月24日(同25日)にメジャー復帰し、オープン戦、マイナー戦を除くと日米通じて初めて救援登板。最速99・8マイル(約160・6キロ)を計測し、1回を2奪三振でパーフェクトリリーフを披露した。チームではブルペン陣の不振が続いており、朗希には救世主として期待がかかっている。