◆第57回読売マイラーズC・G2(4月26日、京都競馬場・芝1600メートル、1着馬に安田記念の優先出走権)追い切り=4月22日、栗東トレセン

 意欲的な最終追い切りに、これまでとは違う勝負気配を感じた。ウォーターリヒト(牡5歳、栗東・石橋守厩舎、父ドレフォン)は栗東・坂路でリアライズ(6歳2勝クラス)を2馬身先行し、52秒2―11秒8をマークした。

いっぱいに追う僚馬に対して、余裕のある手応えで首差先着。力感あふれるフォームで駆け上がった。石橋調教師は「うちに来て初めてやな」と意味ありげな笑みを浮かべた。石橋厩舎に転厩してから6戦目になるが、レースの当該週の併せ馬は、今回が初めてだ。「体つきをみて、太いという訳ではないけど、やってもいいかなと。(輸送が近い)京都だから」と意図を説明した。

 16日の1週前追い切りは、CWコースで併走馬に手応えで見劣った。その際、トレーナーは「少し重たそうに見えた。これで変わると思う」と話していたが、熟慮の末、最終追い切りでも併せ馬を行う決断をした。先週とは一変した追い切りの内容に「状態も上がってきたね」とうなずいた。まさにこのひと追いで急上昇。態勢は整った。

 前走の東京新聞杯では、連覇こそ逃したが、0秒1差の3着。直線で勝ち馬と接触する不利がなければもっと際どかった。今回は勝ち鞍こそないが、昨年のマイルCSで3着と好走した京都に戻る。「あの時はいつもより前で競馬ができた。コンスタントに脚が使えるのが強み。あとはジョッキー(高杉)が流れに乗せてくれれば」と指揮官は期待した。目標の安田記念へ、いい形で向かうためにも、ここは結果を出したい。(山下 優)

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