◆JERAセ・リーグ 広島0―2ヤクルト(22日・マツダ)
降りしきる雨の中、真っ赤に染まったスタジアム。お立ち台でヤクルト・山野太一投手(27)は誇らしげに胸を張った。
ぬかるんだマウンドも気にならない。左腕から最速149キロの速球、シンカー、スライダーを投げ分けて連打を許さない。走者を出しても要所を締めて、今季初めて6回を無失点でしのいだ。「試合を作れたことがよかったと思います」。打っては4回1死二、三塁で中堅へ飛球を打ち上げた。6年目で初の犠飛。4戦すべてに「8番・投手」で打席に立って連続試合安打は3で途切れたが3打点目。「来た球を思い切り遠くに飛ばす感じです」。
プロ初登板初先発となった21年4月1日のDeNA戦(横浜)は2回途中7失点で降板。当時、2軍を率いていた池山監督も感無量だ。「プレートの位置やフォームを変えたりといろいろ見てきた。ようやくここまでたどり着いた」と目を細めた。自身最多は昨季の5勝だが4月にして4勝目。「調子に乗らず謙虚に試合も丁寧に。一日一日を過ごしていきたい」と山野。この日はポケモンとのコラボデーも「ピカチュウしか知りません」と笑った。2位阪神が敗れゲーム差は1・5に。謙虚な左腕がヤクルトの“最強ポケモン”になって首位のチームを支えていく。(秋本 正己)










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