テレビ東京は23日、東京・港区の同局で定例社長会見を行い、サッカー元日本代表でタレントの前園真聖がバラエティー番組のロケ中に全治半年のけがを負ったことへの調査結果を報告した。

 前園は2月28日に行われた「旅バラ・バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅」のロケで、ブランコに乗って靴を飛ばすゲームの内容を確認した際に不安定な斜面で転倒。

右膝外側半月板損傷の大けがを負った。

 同局の吉次弘志社長は「前園さんサイドと補償を話し合ってる。真摯(しんし)に対応していきたい。前園さんにお詫(わ)びしたいし、一日も早い回復をお祈りしている」とコメント。今回の事故を受け、外部の法律事務所と協力し、番組に出演した14人にヒアリング。吉次社長は調査結果を踏まえ「安全確認に不十分があったと認めざるを得ない」と話した。

 取締役の縄谷太郎氏は事故前後の状況について「スタッフが事前に安全対策について確認をしたけど、撮影時に出演者から『ミッションの安全性あるいはミッションをクリアする条件がちょっと難しすぎるのではないか』という指摘がありまして、一部内容を修正して撮影をしましたが、修正して設定したところ、安全面の確認が不十分だった点があったため、前園さんの負傷につながってしまいました」と報告した。

 今後に向けては「出演者サイドから安全面に関する疑義が提示された場合には、直ちに制作スタッフと番組責任者で協議して、撮影を続けるかどうか判断する」と説明。外部委員の調査報告書によってタイトなタイムスケジュールなど4点が露呈されたといい、今後は下見、シミュレーションを徹底するとした。調査報告結果の詳細については「(公表を)全体にしない形で(調査した)。(回答者の)プライバシーも含めて公表する予定はない」と語った。

 番組の継続に関しては、吉次社長は「バス旅シリーズは我々にとって非常に大事で、人気があるコンテンツ。

再発防止策を改めて共有して、シリーズの継続に向けて環境を整えていきたいという風に我々としては思っている」。「出演者の皆さんが安心して、かつ安全に企画に参加してもらって、視聴者の皆様もそれを見て楽しんでいただけるということが最大の目標。それに向けて番組の制作に努めていきたいと考えている」と再発防止を約束した。

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