◆静岡県高校総体陸上対校選手権大会中部地区予選会(24日・草薙総合運動場陸上競技場)

 男子ハンマー投げで宮崎秀明(城南静岡3年)が、57メートル00の大会新で初優勝した。2投目に従来の記録(54メートル26)を2メートル以上更新。

「そんなに跳んでいる感覚はなかった」。2週間前の中部選手権で出した自己ベストの57メートル12には、わずかに届かなかった。

 全国総体につながる大事な初戦で、収穫は十分だった。「特に、5投目は序盤からうまくスピードに乗れた」。最後は耐えきれず、惜しくも、ファウルになったが、「あのまま行けば、もっと距離が伸ばせたと思う。手応えのあるファウルだった」と、“失敗”を喜んだ。

 フィリピン生まれの17歳。父が日本人、母はフィリピン人で4歳のころ来日した。小学生では野球少年で、中学時代はサッカーでGKを務めた。陸上は高校から始め、1年の6月から投てきに転向。「遊びで初めてハンマー投げにはまった。遠心力で遠くに投げるのが楽しかった」と、競技にとりつかれた。

 まだ陸上を始めて2年ちょっとだが、静岡期待の選手だ。「県総体で59メートル以上。東海で60メートル超えを狙いたい。全国では表彰台が目標です」。成長著しい宮崎が、全国へ向けて好スタートを切った。

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