世界最大の格闘技団体「ONE Championship」は24日、都内で29日に有明アリーナで開催する「ONE SAMURAI 1」(試合開始・午後2時半)へ向けた記者会見「プレスカンファレンス&オープンワークアウト」を行った。

 同大会はフジテレビ系列全国ネットで試合当日の午後10時から「U‐NEXT presents ONE SAMURAI 1 ~武尊引退試合 運命のリベンジマッチ~」と銘打ち地上波放送が決定した。

 メインイベントでロッタン・ジットムアンノン(タイ)と対戦する元K―1三階級制覇王者の武尊は「今回は最後の試合なんで、自分がやってきたことだったり、自分の体に残された体力、筋肉ひとつひとつの組織全部使いきるつもりでやってきたんで、前回の闘いとは別人の闘いができる思っている」と決意を表した。

 ロッタンは「武尊選手の最後の対戦相手に選んでいただきうれしく思います。見ているみなさんにとって見応えのある面白い試合になる」と宣言。武尊へ「ひとつ質問があるんですが」と切り出し「今回の試合、だいたい何ラウンドぐらいで決着つけると思っているんですか?2ラウンドぐらいで終わるんでしょうか?」と質問した。

 武尊は「1年前、1ラウンドの屈辱的な負けと言ってもいいほどの試合だったんで、リングに向き合えるまで1年ぐらいかかりましたけど、やっと向き合える喜びと早く闘いたい」とし「ロッタン選手から質問ありましたが、ちょっと質問の意図がよくわからないんですけど、闘いは何が起こるかわからないし、前回みたいな1ラウンドで決着するかもわからないし、必ずロッタ選手をKOで倒して必ず勝ちます」と宣言した。

 この回答にロッタンは「もうひとつ質問なんですけど」と切り出し「2ラウンド以内に試合を終わらせることができれば、国際式ボクシングのような闘いになるんでしょうか?」と質問した。

 これに武尊は「僕は国際式ボクシングがよくわからないんですけど」と困惑し「僕とロッタン選手の闘いは。ファイトスタイルもすごい噛み合うファイターだと思うので、1ラウンドで終わるかもしれないので早期決着にはなるかなと思います。必ず倒しますは」と早期決着で倒すことを誓った。会見後のフェイスオフで両者は額をぶつけ合い闘志を表していた。

 武尊は昨年3月23日にさいたまスーパーアリーナでロッタンに1回1分20秒、KOで惨敗。再起戦となった昨年11・16「ONE 173 スーパーボン VS 野杁」でデニス・ピューリック(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)をTKOで破ったリング上で次戦での引退を宣言。

ラストマッチの相手にロッタンを指名しロッタンも受諾。チャトリ・シットヨートンCEOが4月29日に有明アリーナで開催予定の「ONE175」(後に「ONE SAMURAI」に大会名は変更)での対戦を明言し、「ONE」は両者の対戦を2月27日に公式「X」などで「フライ級キックボクシング暫定世界王座決定戦」として行われることを発表した。

 試合までには実現が危うくなる危機に立たせられた。今月15日に「ONE」が公式SNSで契約義務違反でロッタンに対し、タイ、日本、シンガポールで法的措置を開始したとの声明を発表。一時は対戦が消滅する声も出たが、しかし、16日の公式「X」でこの一戦を「武尊の現役引退試合。そしてロッタンのONEラストマッチ」とポストし「両雄のすべてをかけた最終決戦」と予定通り実施されることを伝え無事に記者会見までたどり着いた。

 同大会は「U‐NEXT」が独占ライブ配信する。

 ◆4・29有明全対戦カード

 ▼メインイベント フライ級キックボクシング暫定世界王者決定戦

ロッタン・ジットムアンノン VS 武尊

 

 ▼第14試合 フライ級総合格闘技世界タイトルマッチ

若松祐弥 VS アバズベク・ホルミルザエフ

 ▼第13試合 アトム級ムエタイ 世界タイトルマッチ

吉成名高 VS ソンチャイノーイ

 ▼第12試合 バンタム級キックボクシング世界タイトルマッチ

ジョナサン・ハガティー VS 与座優貴

 ▼第11試合 フェザー級キックボクシング

マラット・グレゴリアン VS 海人

 ▼第10試合 アトム級総合格闘技

三浦彩佳 VS 澤田千優

 ▼第9試合 バンタム級キックボクシング

秋元皓貴 VS 久井大夢

 ▼第8試合 フェザー級キックボクシング

和島大海 VS リカルド・ブラボ

 ▼第7試合 アトム級総合格闘技

平田樹 VS リトゥ・フォガット

 ▼第6試合 フライ級総合格闘技

和田竜光 VS 伊藤盛一郎

 ▼第5試合 ストロー級総合格闘技

山北渓人 VS 黒澤亮平

 ▼第4試合 フライ級ムエタイ

士門 VS ジョハン・ガザリ

 ▼第3試合 ストロー級キックボクシング

黒田斗真 VS 田丸辰

 ▼第2試合 フライ級キックボクシング

陽勇 VS 内藤大樹

 ▼第1試合 バンタム級総合格闘技

永井奏多 VS 神部篤坊

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