◆第61回フローラS・G2(4月26日、東京競馬場・芝2000メートル、良)
第61回フローラS・G2は東京競馬場で行われ、1番人気のラフターラインズ(レーン)が重賞初制覇。2着のエンネまでがオークス(5月24日、東京)への優先出走権を獲得した。
レーン「しまいの脚も良くて、とてもいい勝ち方」
ほれぼれとする切れ味だった。ラフターラインズは直線で鞍上のアクションに応えて加速して、残り200メートル付近でエンジン全開。さらに右ステッキが飛ぶと、もう一段階ギアを上げて突き抜けて、2着馬に1馬身1/4差をつける完勝だった。重賞初制覇に導いたレーンは「反応が良くて、しまいの脚も良くて、とてもいい勝ち方ができた」と、ゴールに入って右拳を興奮気味にグッと握った。
収穫の大きい白星だった。跳び上がるような感じだった前走のきさらぎ賞(3着)と比べて、課題のスタートで進境を見せた。中盤でペースが緩む流れで馬群は一団のまま進み、あくまでリズム重視で脚をためて、初距離の2000メートルも克服できた。調教で感触をつかんでいたテン乗りの鞍上は「今までのレースVTRを見て、もうちょっと距離があった方が特長を生かせると思っていた」と、イメージ通りのレース運びに納得の表情だ。
豪脚の証しである上がり最速タイの32秒8は、記録のある1990年以降でレース史上最速だ。全5戦で上がり最速をマークした非凡な切れ味は大きな武器。小笠調教師は「デビュー当初からトップスピードで馬体がグッと沈むようなところが見受けられた。期待以上の成長をしてくれている」と、うなるほどだ。
叔母に22年の秋華賞、24年のエリザベス女王杯を制したスタニングローズがいるバラ一族の良血娘。状態に問題がなければオークスへ向かう予定だ。「乗った感じでは、もっと距離が延びても、うまくこなせるように思う」と名手の手応えから、夢の続きがはっきりと見えた。(坂本 達洋)
◆ラフターラインズ 父アルアイン、母バンゴール(父キングカメハメハ)。美浦・小笠倫弘厩舎所属の牝3歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算5戦2勝。総獲得賞金は7442万5000円。重賞初勝利。馬主は(有)サンデーレーシング。



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