歌舞伎俳優の市川團子が出演する歌舞伎町大歌舞伎「獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)」が3日、東京・歌舞伎町のTHEATER MILANO-Zaで開幕した。

 3月に大学を卒業し、この春からは役者一筋で活動中。

心境の変化を聞かれると「大学にいる時に、強制的に普段の自分に戻る時間があったんだなと感じる。授業と両立して舞台をしていたので、自分の中では心の支えになっていた」と振り返り、「(卒業して)時間が空いたということで、しっかり仕事に(体を)つけ込んで、クオリティを上げなきゃなと日々思っております」と役者としての高みを見据えた。

 自身の芝居の幕が上がるのと同じ3日から、役者仲間の尾上左近が祖父と父が名乗った「尾上辰之助」を3代目として襲名した。「同世代の役者さんが一生懸命頑張っている姿を見ると刺激をもらいますし、負けてられないなという思い。辰之助さんにも負けないように精いっぱい頑張ろうと思います」とまっすぐなまなざしで語った。

 今作は鶴屋南北作で江戸時代後期の文政10年(1827年)に初演。1981年に祖父の3代目市川猿之助(2代目猿翁)が復活上演し、1997年にも再演された。

 26日まで同所で上演される。

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