◆Marvelous「横浜BUNTAI大会 ~旗揚げ10周年記念~」(5日、横浜BUNTAI)

 女子プロレスのマーベラスは5日、横浜BUNTAIで旗揚げ10周年記念大会を開催した。

 団体を創設した長与千種(61)が宝山愛、デビュー戦となった天羽瑠迦と組んでアジャコング、彩芽蒼空、早乙女聖と対戦した。

 長与は、昨年4・25天龍プロジェクトの新宿FACE大会以来、1年ぶりの試合。セコンドにクラッシュギャルズのライオネス飛鳥が付いた一戦で長与は、全女時代の後輩となるアジャとタックル合戦で激突。ニールキックをかわされエルボードロップを被弾した。さらに愛弟子の彩芽にスネへの蹴りを浴びまくりコブラツイストで絞り上げられた。

 過酷な一戦は、デビュー戦同士の天羽と早乙女が壮絶な押さえ込み合戦を展開。最後は天羽がアジャに押さえ込まれ、長与は1年ぶりの試合を勝利で飾ることはできなかった。

 試合後のリングで彩芽から握手を求められ、手を差し出した瞬間に再びスネを蹴られた長与はバックステージで彩芽の攻めに「痛いですよ。普通、コブラツイストは、あばらを狙うものじゃないでしょ?思いっきりあばらに入ってたからね。あれで動けなくなった」と苦笑した。さらに「無理だと思った瞬間にすね蹴りでしょ」と弟子の攻めに脱帽し「もうやりたくない。もう無理。本当に無理なんだよ。

引退するとかそういう言葉は言わない」と明かし今回の一戦で「無理なのかが分かった」とラストマッチになることを示唆した。

 80年代にクラッシュギャルズで爆発的な人気を獲得しプロレス界に伝説を築いた長与。自らが創始したマーベラスが10周年を迎え「ここからドンドン前に行きます」と前を見据えた。記念大会は、満員の観衆を集め「こんなお客さんに恵まれるとは思ってなかったし、マーベラスやるじゃんと思った。ちょっとだけ今日だけはうぬぼれさせてください」とほほ笑んだ。

 中学を卒業し80年に全日本女子プロレスでデビュー。クラッシュギャルズで一世を風靡(ふうび)し89年に一度は引退するも94年8月に「GAEA JAPAN」を設立。自身も復帰すると同時に里村明衣子ら数々のスター選手を育成した。2005年4月にGAEAを解散し再び引退したが2014年に「マーベラス」を設立し16年5月に旗揚げした。プロレス界の生きるレジェンドは「もうやらない」と自身がリングで戦うことは最後になることを繰り返していた。

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