元「KAT―TUN」で俳優の上田竜也が6日、東京・新宿区の東京グローブ座で開幕する主演舞台「リプリー」の初日前会見に登壇した。

 1960年にアラン・ドロン主演で「太陽がいっぱい」の邦題で映画化された小説が原作で、日本では舞台初上演。

主人公の自堕落な青年、トム・リプリーを演じる上田は「稽古中『なんで俺はこの話を受けたんだ』と思うほど大変な、逃げ出したくなるような…」と難解な戯曲に苦しんだことを明かし「そのたびに大丈夫と言ってもらってなんとか来られました」と感慨もひとしおの様子だ。

 トムが近づく大富豪の御曹司・リチャードを演じる木村了は「上田くんが稽古の初日から、膨大なせりふをほぼ入れてきている状態に僕は驚きまして…。やめてくれよと思いました」と苦笑い。「上田くんの兄貴気質なところにみんな引っ張られてここまで来られた」と感謝した。

 鶴見辰吾は「『リプリー』は昔の世代でいえば『太陽がいっぱい』。つまり今日、日本のアラン・ドロンが生まれるということです。上田竜也は令和のアラン・ドロンです!」と上田の座長ぶりを高評価。「お客さんにとってはとてもスリリングで、いわゆるサスペンスの原点。手に汗を握り、なぜかこの悪い人間を応援したくなっていく。この悪徳の美学をぜひ味わっていただきたい」と呼びかけた。

 絶賛を浴びた上田は「その世代の方たちに、たたかれるの嫌だ…」と謙そん。それでも鶴見は「このセクシーさですよ! この役をなかなかできる俳優はいない。

俳優を選ぶ役なんですけど、スタイリッシュにセクシーに演じている」と太鼓判を押した。力強いお墨付きに、上田も最後には「令和のアラン・ドロンです」と恥ずかしそうに名乗りPR。「不朽の名作ですので、お客様になにかひとつ感情を持って帰っていただける作品になれば」と呼びかけていた。

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