◆プロボクシング▽フェザー級(57・1キロ以下)10回戦 〇中野 幹士(TKO4回58秒)レラト・ドラミニ●(6日、後楽園ホール)

 WBO世界フェザー級4位・中野幹人(30)=帝拳=が、約6か月ぶりの再起戦を豪快なTKO勝利で飾った。IBF世界フェザー級5位のレラト・ドラミニ(32)=南アフリカ=から3度のダウンを奪い、4回TKO勝ち。

世界ランカー対決を制し「不安だった。勝つイメージがわいてこなかった」と緊張から解放され、リング上で大粒の涙を流した。

 “鉄の拳”が序盤からフル回転した。まずは初回、左ボディーで1回目のダウンを奪った。3回に左ストレートがドラミニのアゴを打ち抜き2回目。そしてラストは4回、左ストレートでとどめを刺し、レフェリーが試合をストップした。

 昨年11月にライース・アリーム(米国)とIBF世界フェザー級挑戦者決定戦に挑んだが、判定負け。プロ15戦目で初めて黒星を喫し、待望の世界挑戦権も逃した。対戦相手のドラミニは過去に2度、元世界2階級制覇王者の亀田和毅(TMK)と対戦し1勝1敗の実力者。再起戦の中野にとってはハードなマッチメイクとなったが、世界ランカー対決を制し、完全復活で再び世界戦線に浮上した。

 「次は自信を持ってリングに臨みたい。負けたら連敗だったので、いろいろ考えてしまった。

勝ったことでまたボクシングができると思うと、うれしくて…」

 この1勝が再び世界へと続く重要な白星であることが分かっているからこそ、最後まで歓喜の涙は止まらなかった。

 戦績は中野が15勝(14KO)1敗、ドラミニは21勝(12KO)4敗。 

編集部おすすめ